風はなぜ吹くの?
風というのは、「空気」の動き。
ほら、手で目の前の空気を払ってごらん。
触っているような、触っていないような。
でも、うちわで仰ぐと風ができるよね。
あれと同じ。
風は「空気の動き」のことなんだ。
地球の中で大きく2つに分けると、「陸地」と「海」に分けられますね。
陸地は「土」、海は「水」です。
朝、太陽が昇り、この2つのものが温められると、ある変化が起こります。
物質の性質上、
「水」は「温めやすく冷めやすい」のに対し、
「土」は「温めにくく冷めにくい」のです。
この温まり方の違いが風の生まれ方に影響が出ているのです。

太陽が昇ってから日中は、温まりやすい海が先に気温上昇します。
温められた海の回りの空気は、軽くなり、上昇気流が起きます。
これが「高気圧」です。
逆に、夜の間に冷えた陸地の空気は重く、下降気流になります。
水と同じように、空気も高いところから低いところへ流れます。
これが「風」の一つ「海風」です。

今度は逆に、太陽がだいぶ傾いてからのお話です。
太陽が沈みかけて、全体的に気温が下がる頃、日中に温められた陸地は、ようやく上昇気流がおきます。
そして、冷めやすい海は気温と同時に水温も下がり始めます。
すると、海では下降気流がおきます。
陸地に高気圧が発生し、海では下降気流がおきます。
これも「風」の一つ「陸風」です。
他にも風には色々な種類がありますが、全てに共通するものがあります。
それは、水が山から海へ-つまり、高いところから低いところへ流れるように、風も同じように高いところから低いところ-つまり高気圧から低気圧へ流れます。
その気圧を決めるものは、「気温」です。
「温かい空気」が「冷たい空気」に出会うと、同じ温度になろうとして空気が動きます。
これは、温かいほうから冷たいほうへ動きます。これは風の動きの基本です。
あなたのおうちの冷蔵庫を開けてみて下さい。
開けた瞬間、部屋の空気が冷蔵庫の中へ動くのが分かると思います。
これは、密封された空間の中で、空気が冷やされ、気圧が下がっているからなんです。
一方、温かい部屋の空気は軽く、気圧が高いですから、高いほうから低いほう、-つまり部屋から冷蔵庫の中へと空気が動くんです。
試してみてください。


