新江ノ島水族館

        ちたま 0
フィールドワーク 博物館見学誌
     

神奈川県藤沢市片瀬海岸にある、『新江ノ島水族館』。
館内から、相模湾を眺めることができる、海岸線沿いの水族館。
昭和27年創立の、長い歴史を持つ江ノ島水族館が、平成16年4月に、リニューアルしました。
一部ですが、紹介致します。


入り口すぐのところには、波打ち際の浅瀬をイメージした水槽です。

人工的に作り出された波が、一定時間ごとに、噴出されています。
波が作り出す空気の泡が、水槽内を魚が棲みやすい環境にしているんですね。
波にもまれている魚の姿もよく観察することができます。

水槽のガラスにはヒトデがはりついていました。
ヒトデの吸盤側をじっくり見るのってなかなかないですね。

岩のスキマからウツボが顔を出していました。
よく見るとヒョウキンな顔してます(笑)

これ、本当は大きな大きな水槽の一部です。
岩で、浅瀬を作り出してあるんですね。

岩で仕切られた隣は、建物3階分の深さがありました。
1階から3階まで吹き抜けの水槽です。
こんな大きな魚まで泳いでいます。

動き回っているので、ブレてますが、エイです。
ひらべった~~い

深いの、分かります?
はるか下のほうには、さっきの大きな魚が泳いでます。

同じ水槽の2階部分。
展示方法に工夫がありました。
ガラスがこんなふうにカーブしているので、その下に入ると、まるで海の中にいるみたい。

内側から上を見上げたところです。
海中から海面を見上げているみたいでしょ♪

太陽のようなスポットライトが当てられていて、海中に太陽の光が差し込んでいるみたいに、とってもキレイです。
展示方法を工夫することで、いろんな視点から見ることができるんですね。

小さなたくさんの水槽には、いろんな環境の海が紹介されています。
これはさんご礁の海。
色とりどりのサンゴがとってもキレイです。

!?
砂からさかなの顔が!!
どうやって潜ったんでしょうねぇ。
興味をくすぐられる姿です。

岩にへばりついているのは、タコ。
柔軟な身体をくねらせて、よくへばりついています。

海の底で、光を発するイソギンチャクの仲間です。
右側、ただ今発光中です。

上の大きな水槽の1階部分です。
ここにも工夫がありました。
水槽をまっすぐじゃなく、上斜めにすることで、立体感と臨場感を出してます。

深海にいる巻貝です。
まるで、う○○に見えたのは内緒です(笑)
深海の超圧力にも耐えている貝殻は、想像を絶する硬さなんでしょうか。

クラゲコーナーのモニュメントです。
大きな大きなクラゲの下に入り込んでしまったみたい。
こんなユニークさが大好きです。

無色や白色が多いクラゲをより見やすいように、水槽の回りがアクアブルーに塗られています。
クラゲの模様がはっきり見えますね。

種類のよっては赤いクラゲだっています。
この触手。
いたそ~~(><)
クラゲによっては指されると死ぬこともあります。
特に、このクラゲ。

ふわふわふわふわ。
でも、ちゃんと泳いでいるんです。
クラゲは多細胞生物です。
動物分類で言うと刺胞動物(クラゲ型クラゲ)と有櫛動物(クシクラゲなど)です。

魚を真正面から見た顔、大好きなんです。

映画、ファインディングニモの主人公、ニモの『カクレクマノミ』です。
臆病者で、イソギンチャクの中に隠れているんですね。

ウニです。
このあたりは、「食卓の海の生物たち」というコーナー。
食卓には魚の切り身など、調理された状態でしかあまり目にする機会のない子供たちにとっては、いいコーナーだと思いました。

出口に一番近い、最後の水槽。
これが、私には印象的でした。
魚もなにもいない水槽に、ただ沈んでいる壊れたテレビ。
そして、縄など人工的な「ゴミ」です。

『ヒトは自ら未来を壊している』
キレイな海の姿、かわいい魚たちの姿を見た後のこの展示。
考えつくされた展示方法だと思いました。
でも、これが事実です。

リニューアルされてから、初めて行きました。
学生時代のクセで、生物への関心よりも、「施設」に目を向けちゃう私です(汗)
水族館や動物園は『博物館法』に基づいて運営されています。
博物館の柱は

  1. 教育の場
  2. レクレーションの場
  3. 調査研究の場

の3つです。
3つとも備わっている水族館・動物園は意外と少ないです。
新江ノ島水族館は、「見せ方」にこだわった水槽が気に入りました。
ちたまのオススメ度はstar4.gif

新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)

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