ネムノキ-葉の変移

        ちたま 0
どんぐり日誌
     

ネムノキはマメ科の落葉高木です。
漢字では『合歓の木』と書きます。
我が家のアパート脇に5mくらいの高さのネムノキが生えています。
部屋から樹冠(木のてっぺん)を見ることができるため、毎日観察しています。
ネムノキという名前の通り、夜になると眠ります。
正確には、眠るように葉が二つ折りになって、垂れ下がります。
下の写真は、14時頃撮影したものです。

ネムノキ|14時頃撮影

今の時季、つぼみが出来ています。
そして、下の写真が16時頃撮影したものです。

ネムノキ|16時頃撮影

少し、葉が折れ始めているのが分かりますか?
そして夕方。18時頃撮影したものです。

ネムノキ|18時頃撮影

完全に折れ曲がり、垂れ下がっています。
撮影日は6月14日(土)。
この日の、日没の時刻は18:58です。
最後の垂れている写真を撮影した時刻は、まだ太陽が西の空にあり、黄昏時。
完全に暗くなっているわけではありませんでした。
ネムノキは、2回偶数羽状複葉という葉の形状で、1枚の葉が細かく分かれ、さらに細かい小葉によって構成されています。

ネムノキ|1枚の葉

← これで1枚の葉です。
赤い丸がつけられている部分に注目してください。

ネムノキ|小葉

← 小葉(しょうよう)のアップです。

この3箇所の赤丸がついている部分が、葉枕(ようちん)と呼ばれる部分で、ここの細胞の働き(睡眠運動)によって、夜葉を閉じるという動きをするようです。
不思議な植物ですね。

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