デジタルマップを持ち歩こう

        ちたま 0
タグ: どんぐり日誌
     

前から気にはなっていたけど、最近山登りしていないので、登れるようになったら導入しようと思っていたものがあります。

それが、タイトルの「デジタルマップ」。

山登りをするときに、観光ガイドのようなものではなく、山岳地図を持っていく人はどれくらいいるんだろう。

私は今まで登った山の山岳地図は全て持っています。
等高線が書かれている地図です。
見方が分からないと難しいとは思いますが、私は好きです。

実は、普通に使っていると気づかないことですが、iPhone(Androidは持っていないので未検証)は、圏外でもGPSは作動しています。
ただし、圏外の場合、地図アプリは開かないので、地図を見ることはできません。
見れたとしても、Google mapなどは登山には向いていません。
登山道がほとんど載っていないのと、地形が曖昧だからです。

iPhoneのGPS機能と、紙の山岳地図が融合したもの。
そんな夢のようなアプリを見つけたので紹介したいと思います。

まず、ソフト自体はフリーソフトである、「カシミール3D」。
インストールや機能については、作成者のホームページを参照してください。

最初はサンプルのマップが1枚入っているだけなので、地図データは別で用意するしかありません。

カシミール3D公式サイトの、「カシミール3Dで使える地図一覧」ページで使える地図を探すことができます。
本の付属CDであったり、インターネットで無料でダウンロードできるものであったり、有料(月額いくら・1枚いくら等)であったり、様々なものがあります。

私は下記の書籍を購入しました。
使い方も本でよく勉強したいと思ったからです。

カシミール3D GPSで山登り 関東甲信越の山 300コース
価格:¥2,100

※Amazonにリンクしています。

山登りを本格的に再開したら、地図も増えていくのかなと思いますが、とりあえず近郊の詳細地図が入っているものを選びました。

そして、デジタルマップをただ取り込んで持ち出すだけでは、紙の山岳地図を持ち出すのと変わりありません。
これをさらに加工します。

DIY GPS」というアプリをiPhoneに入れました。

Apple Store

※ 公式サイト「DIY GPS」を参照すると、分かりやすいです。

本当は山で実験をするのがいいのですが、しばらく行けそうにないので、
一般の幹線道路でも機能するかを実験してみました。

まず、iPhoneの回線の表示について。

回線種類

上から、LTE回線、3G回線、圏外、の時に表示される状態です。

LTE回線と3G回線は「圏内」であり、インターネットが表示できたり、電話やメールができる状態です。もちろんGPSも作動します。

圏外の場合は、LTEなどが表示されていた部分が空欄になります。
電話やメールが受け取れない状態ですが、GPSは作動しています。

まず、普通の電波状態(このときはLTE回線でした)で、DIY GPSを起動し、経路図を記録してみました。
LTE回線の場合
※車内で記録していますが、画面のキャプチャを撮ったのは、信号待ち時です。

しっかり、道路をなぞるように進んでいるのが分かります。


次に、電波をOFFにして記録してみました。
山の中で電波圏外でも記録してくれないと意味がありません。
重要な実験です。

圏外時

画像上の黒いバーの部分に、「LTE」や「3G」が表示されていないことに注目です。

圏外でも、しっかり移動した経路が表示されています。

今回は、山ではなく市街地で実験を行いましたので、地図も山岳地図ではなく道路図のようになっていますが、もちろん地図は入れ替えることが可能です。

地図の取得方法、取り込み方法につきましては、公式サイトを参照してください。

実際に山で使う日が待ち遠しい…。

みなさんも、山に登るときは、デジタルマップまたはしっかりとした山岳地図を持参してみてください。

地図の見方に慣れると楽しいですよ(^O^)

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