温室効果ガス

        ちたま 0
天気のフシギ 知識の森
     

地球温暖化と二酸化炭素は、切っても切れない関係です。
二酸化炭素は、元素記号でCO

二酸化炭素元素記号

←構造式はこうです。
ひとつの炭素原子とふたつの酸素原子によって構成されています。

自然界に普通に存在し、私たちが吸う空気の中にも含まれています。
空気は、窒素78.1%、酸素20.9%、アルゴン0.93%、そして二酸化炭素が0.03%でできています。
私たち人間は、酸素を吸い、二酸化炭素を吐き出し、
植物は、二酸化炭素を吸収して、酸素を放出しています。
石油や石炭を燃やすと、二酸化炭素が発生しますし、車に乗れば、排気ガスの中に二酸化炭素は含まれています。
クリーンなエネルギーと思われがちな『電気』だって、わが国で%を占めている火力発電は石油を燃やしてタービンを回す…という過程で電気を作っているので、電気も二酸化炭素を発生させているのです。
さて、二酸化炭素は『温室効果ガス』とよく言われますが、どういうことなのか知っていますか?
図解でかんたんに説明します。

通常の熱放出

↑これは、一昔前の地球の状態です。
地球の周りに、二酸化炭素の層があります。
この層は、太陽から届く熱エネルギーを通し、地表まで届きます。
そして、ある程度は大気を暖めますが、半分近くは反射させ、地球外へ放出します。
そうすることで、大気を安定させ、一定の気温を保ってきていました。
それが!!!
二酸化炭素が増えたことで、この二酸化炭素の層が分厚くなり、大気を外に排出する量が減りました。

温室効果ガス

↑これが現在の状況です。
排出できない熱は、ビニールハウスの中のように、大気中に残ります。
地表の気温はあがる一方です。
まるで、温室のように地球を覆ってしまうことから『温室効果ガス』と呼ばれるようになったのです。
さて。
世界で、二酸化炭素排出大国はアメリカで24%です。
日本は、ロシア・中国に次いで4番目に多い排出国です。
京都会議によって採択された『京都議定書』により、日本は2012年までにマイナス6%を削減目標にしています。
※京都議定書については、後日掲載します。
小泉内閣のときに、政府がうちたてた『チームマイナス6%』。
これは、日本の人たちがひとつのチームとなって、(一丸となり)削減目標を達成しようよ!というものです。
チームマイナス6%の活動として、夏の日に打ち水作戦をしたり、クールビズ&ウォームビズを推奨し、小泉元首相自ら、ノーネクタイで国会に臨んだりとさまざまな展開をしています。
それ以外にも、私たちにできることはたくさんあります。

●冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する
  → 一世帯あたり、年間約31kgの二酸化炭素削減
●テレビ番組を厳選し、1日1時間視聴時間を短縮する
  → 一世帯あたり、年間約13kgの二酸化炭素削
●家族が同じ部屋で団らんし、暖房と 照明の利用を2割減らす
  → 一世帯あたり、年間約240kgの二酸化炭素削減
●電子ジャーの保温を止める
  → 一世帯あたり、年間約31kgの二酸化炭素削減
●お風呂の残り湯を洗濯にまわす
  → 一世帯あたり、年間約17kgの二酸化炭素削減
●シャワーを1日1分、家族全員が減らす

  → 一世帯あたり、年間約65kgの二酸化炭素削減
●週2日往復8kmの車の運転を控える
  → 一世帯あたり、年間約185kgの二酸化炭素削減
●1日5分間のアイドリングストップを行う
  → 一世帯あたり、年間約39kgの二酸化炭素削減
●買い物袋を持ち歩き、省(簡易)包装の品物を選ぶ
  → 一世帯あたり、年間約58kgの二酸化炭素削減

ぼくらの地球・地球温暖化教室 より抜粋

挙げてみると、ひとりひとりの心がけがいかに大事かということを痛感させられます。
他にも、電気はこまめに切るとか、不要なものは買わないとか、電車・バスなどの公共機関を使うようにするとか、考えれば私たちにできることはいくらでもあるんです。
「私がやらなくても他の人がやるだろう」
「私がやったって何も変わらないだろう」
そんな考えだけは絶対に持たないようにして下さい。
ひとりひとりの力が、大きな力を生むのです。
私はそう信じています。
昨年の冬は、寒さが厳しく暖房使用頻度が上がったため、せっかく夏で削減した二酸化炭素排出量が、冬で増やしてしまいました。
夏の暑さはクールビズで乗り切れても、寒すぎる冬はウォームビズでは乗り切れなかったようです。
去年、私が重宝して手放せなくなった物をいくつか紹介します。

湯たんぽフェイクファー ホワイト

←湯たんぽです。
これは、ファーの袋付きなので肌触りが抜群です。
中はポリエチレン製です。

トタン湯たんぽ 小 2.5L 電磁調理器(IH)対応 100・200V

←私は金属製のほうが好きです。
熱伝導性は当然金属のほうがいいです。
でも、こちらは袋無しなので、袋は別に用意する必要があります。

沸騰したお湯を入れて布団の足元に入れておくだけで、ぽっかぽか。
『頭寒足熱』の原理で、足元が暖かいと、心地よく眠れます。
変に全体的に温かいよりも、足元だけのほうがぐっすり眠れます(*^▽^*)
あと。
冬になると、飲みたくなる温かい飲み物。
だけど、電子ポットだと常に保温してあるから、電気代がかかるんです。
だからといって、その都度やかんで沸かすと多く沸かしてしまい無駄にしてしまうことってないですか?
ずっと欲しかったものを、実は昨日買っちゃいました。

T-fal 電気ケトル アプレシア カフェオレ 0.8L BF802022

←コレです♪
T-fal(ティファーレ)の電気ケトルです。
コーヒー1杯分のお湯(140ml)が60秒で沸かせるんです。
電気代も安いし、保温機能はないので、経済的。
しかも、空焚き防止と、沸いたらすぐ電源が落ちるのも利点です。

色々と、省エネ商品等が出てますが、今私が一番気になっているのは、東京電力のCM。
「switch!(スイッチ)」ってやつですよ。
オール電化でクリーンな生活。。。それって電気を作るときのエネルギーはクリーンか?、と思うわけ。
そして最近オール電化に対抗して始まった、東京ガスのCM。
「やっぱり料理は火を使ったほうがおいしそうだよね」ってやつです。
このCMを見て、switchしている人が多いから、対抗CMを作らないといけないハメになったんだな、と私は感じました。事実のほどは知りませんけど。
電気だろうが、ガスだろうが、使っているエネルギーはさほど変わらない。
私がいつか叶えたいと思っているのは、SHARPのCMでやっている「屋根にソーラーパネル」。
これこそ、本当のクリーンなエネルギーだと思うわけです。
ソーラーパネルを作るときの環境負荷については調べていないけれど、使う電気を家庭で作り出せたらステキだと思います。
「日本中の屋根を太陽光発電にするのはSHARPの課題です」
叶えてほしいと思います。
でも、一番のエコはなんといったって、過剰に使いすぎないこと
これに尽きます。
まずは、身の回りの小さなことから変えていきましょう。ね。

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